修了者の声

2018.11.12

中枢神経疾患後遺症者に対する体幹機能の評価と治療

中枢神経疾患後遺症者に対する体幹機能の評価と治療
 中枢神経神経疾後遺症者に対するボバースコンセプト“体幹機能の促通:効果的治療手技の獲得を目指して”というテーマにて土井鋭二郎先生の研修会が行われました。
  講義では「ヒトの体幹機能について」をテーマに講義いただきました。基本的な解剖生理から神経生理学の内容に加えて、小児や発達の視点等が含まれた体幹機能の講義があり、「体幹」という言葉の奥深さやその難しさを再認識させて頂けるような内容でした。今まで何度か同じようなテーマの研修会に参加させて頂いた際に聞いていた内容には無かった内容であり、気が付けば午前の講義時間が過ぎてしまっていたという感じでした。受講生やアシスタントの先生方も講義に聞き入っておられる様子が感じられました。
  実技では、体幹機能の促通というテーマで大きく2つの場面での治療方法を提示頂き、受講生2人に対して1人のアシスタントの先生や事務局のスタッフが入り、非常に充実した実技練習ができたと思います。アンケートの結果からも同じような意見が頂け、非常に満足頂けたと感じています。
  1つ目は側臥位での治療であり、被験者それぞれの個別性に対して治療介入を進めていくというものでした。はじめのデモンストレーションでは、被験者の上肢の挙上角度が治療側と非治療側で治療前後での差が大きく、受講生から驚きと共に笑いがこぼれる程の変化がありました。単純に肩関節屈曲の関節可動域制限に対して肩関節の治療をといった流れではなく、体幹への治療からの変化を実際に見せて頂くことで体幹機能の重要性や運動連鎖について考えさせて頂けました。また、橋網様体系脊髄路等の内側制御系の考え方として、橋網様体系の安定の上に延髄網様体系や前庭系が上乗せされていくという考え方をご提示いただき神経学的な考え方も学ばせて頂け、考え方の幅が広がったように感じています。
 講義や実技を通して、土井先生が「How to ではない」と言われていた事が印象に残っています。概論的な内容をそのまま当てはめるのではなく、被験者や患者様それぞれの個別の問題に対して、リーズニングを行い、治療介入の方法を工夫しながら行っていく事が重要であるという事を改めて感じさせていただけた研修会でした。改めて、リーズニングの難しさや臨床の奥深さの中から、楽しさも実感させて頂ける研修会に参加させて頂く機会を頂き、ありがとうございました。

参加者の声

  • ボバースコンセプトはわかりづらいというイメージでしたが、座学、実技ともに理解しやすく、アシスタントの方々も多くて相談しやすい環境で勉強になりました。
  • 発達の観点からのレクチャーが大変興味深かったです。
  • 基本的な部分が分っていない部分もあったのですが、実技では丁寧に教えて頂いて効果も実感できる場面もありました。
  • 講義の中で理解できたこと、まだ不十分な所について、ディスカッションをすることで、より明確になりました。実技でもとても丁寧に教えて頂けて学ぶことが多かったです。
  • 実技も多く、その人個々の特徴をよくとらえることが大事であることがよくわかりました。
  • コアを高めるための胸郭や呼吸の重要性が理解できました。土井先生に初めて治療していただけて、ハンドリングの優しさが知れてよかったです。
  • ありがとうございました。2人に1人の先生がついてくださったので実技しやすかったです。
  • 体幹を評価、治療することで四肢が動きやすくなることが実感できておもしろかったです。
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