修了者の声

2020.2.25

脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ ~すぐに役立つ麻痺側上肢・手に対するアプローチ~

脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ ~すぐに役立つ麻痺側上肢・手に対するアプローチ~
 脳卒中後遺症者がなぜ特徴的な姿勢となるのかという基礎的な話から、姿勢をコントロールするためのシステムの話、上肢のリーチに関する評価・治療のポイント、握りなどの手の機能に対する評価・治療のポイントと段階を追って講義いただき、1日目は評価をメインに、動画で患者さまの動きを見ながらグループに分かれ評価の視点を話しあっていきました。動画の中からまず現象を捉え、ポジティブな点とネガティブな点に分け、なぜそのような動きになるのかリーズ二ングを話しあっていきました。細かくリーズ二ングしていくことが大変難しく苦戦していましたが、次の治療に活かすためには、まずそのリーズ二ングであがった問題点が本当にその部分なのかを立証しないといけないため、必ず必要な作業になることを改めて実感しました。2日目は実技が中心になり、姿勢の見方、治療、上肢が効率良く動かせる為の評価のポイントと治療を細かく分けながら実技指導を行っていただきました。2人一組のペアに分かれ、各チームにボバースのアドバンスコースを修了したアシスタントが介入してくれていたため、受講生からも聞きやすかった、わかりやすかったと良い評判をいただきました。受講生が3年目までの若手も多く、どうしてもHow toで実技を行おうとされている場面もあり、そうではなく、対象者の姿勢を分析し、姿勢や動きの非効率的な部分がなぜそうなっているのか分析していくことの重要性を再確認できました。また、上肢の機能としては、肩甲上腕関節の動きや肩甲骨のSetting Phaseなど解剖・運動学的な部分も重要であり、リーチのしやすさを確保したうえで、末梢の手・手指へ介入していくと伸筋群の働きやすさがもっと得られることを体感いたしました。
 今回2日間にわたり、チームでのグループワークや実技、治療展開などをディスカッションし、またさまざまな道具を使って促通する機会など多くの事を学べ、職場に戻ったらすぐに実践できる内容となっていました。

参加者の声

  • 視覚と体性感覚の関係や背側、腹側経路の事や内側系と外側系のことなど神経システム系のことをふまえてリーズニングする大切さを改めて学べて良かったです。
  • 資料もとてもみやすく、患者様の動画を通して分析、リーズニングについてディスカッションもありとても勉強になりました。
  • 今回、初めて参加させて頂き自分のみることのできなかった所やできないといけない所がわかったように感じました。実際の臨床場面に明日から今日学んだことを使っていきたいと思いました。
  • とても難しかったです。見るべきポイントがたくさんあることが分かりました。アシスタントの方々に聞きやすい雰囲気でありがたかったです。
  • とても有意義なセミナーで参加して非常に良かったです。知識としての座学も勉強になったし、臨床との結びつけも行いやすくイメージしやすかったです。ワークショップからも動作に対して必要な要素も知れたり、たくさんの気づきがありました。実技でもアシスタントの先生に丁寧に教えてもらえたことやハンドリングについても学びが多かったです。
  • 今回はじめてボバースの勉強会に参加させて頂きました。臨床中、動作を局所的に見てしまっていたので、改めて動作分析をしなおす良いきっかけになりました。
  • ボバースの勉強会に初めて参加させていただき、動作分析の知識がまだまだ不足していると実感しました。明日から患者さんからの学びを深められたらと思います。
  • ディスカッションが多く考える練習になって良かったです。また他の先生方の意見もたくさん聞けて参考になりました。
  • 実技も多く、症例の動画もあり分かりやすかったです。実際の患者さんを想像することが出来ました。
  • 改めてリーズニングは難しいなと感じました。個々に現象があげられてもつながりを見つけていくのが難しかったです。
  • 脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ ~すぐに役立つ麻痺側上肢・手に対するアプローチ~
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